プロジェクターは会社のプレゼンや家で映画鑑賞をする際に使われたりしますが、サイズが大きいものが多く、持ち運びや置き場所に困りますよね。
出張でプロジェクターを持ち出さなきゃいけないときや、友達の家やキャンプで使用するときにはできるだけコンパクトなものを選びたいものです。また、家に大きいプロジェクターがあっても邪魔になってしまうこともあります。
そこで今回は小型のおすすめモバイルプロジェクターを購入するときのポイントとともに紹介していきます。
それでは、どうぞ。
目次
モバイルプロジェクター選びのポイント
モバイルプロジェクターを購入するうえで抑えておきたいポイントはいくつかあります。ただ小型だからというだけで購入してしまうのはあまりよくないです。まずは、小型プロジェクターを購入のために大切なポイントから見ていきましょう!
大きさ・重さ
小型プロジェクターを購入する理由の一つとして「持ち運びやすいもの」というのが挙げられます。やはり大きさ・重さは重要になってくるでしょう。できるだけコンパクトで軽いものが好ましいです。
明るさ(ルーメン)
プロジェクターが映し出す映像の明るさ(ルーメン)もポイントのひとつです。
◆ルーメンとは?
ルーメンとは光の明るさの量を表す単位のこと。単位は「lm」で数値が高い ほど明るいといえる。
例えば、プロジェクターのスペックで1000lmのものと2000lmのものがあるとすると2000lmのものの方が2倍の明るさで映像を映し出すことができるということになります。
基本的に小型のプロジェクターの方がルーメンは低い傾向にありますので、できるだけ小型でありながらも高いルーメン値を持っているプロジェクターを選ぶのが良いでしょう。
投影サイズ
投影サイズはスクリーン画面のサイズのことです。単にサイズが大きければ大きいほど良いプロジェクターというわけではありません。自分が使う場所・環境に合わせる必要があります。
基本的にプロジェクターから映し出される場所の距離が遠いほど画面サイズは大きくなります。しかし、家でプロジェクターを使用する場合、その距離を十分に確保できないこともあり得ます。
そういったときに短距離でも投影サイズを大きくすることができる短焦点のプロジェクターを選ぶのもいいでしょう。
プロジェクターを使用する場所が決まっているのであれば購入する前にあらかじめプロジェクターを置く場所から映し出される場所までの距離を測っておくことをおすすめします。
投影サイズの算出式があるのでこちらに当てはめて考えるのが良いでしょう!
視聴距離 ÷ 3 = 推奨投影サイズ(16:9のワイドのサイズ)
計算が面倒という人におおまかな投影サイズ早見表も用意したので参考にしてみてください。
視聴距離 | 推奨投影サイズ |
200~240cm | 80インチ |
250~270cm | 90インチ |
280~300cm | 100インチ |
310~330cm | 110インチ |
340~360cm | 120インチ |
370~390cm | 130インチ |
400~420cm | 140インチ |
画質(解像度)・補正
映し出される映像はできるだけきれいで滑らかなであった方がいいでしょう。画質がある程度よくないとせっかくの大画面でもどこか物足りなく感じてしまいます。そこで注目したいのが解像度です。
プロジェクターのスペックを見てみると「解像度 1280×1024」というようなことが書かれています。この数字は映像の細かさを表しています。映像は点の集合(ドット)で、その点が多ければ多いほどより細かく、よりきれいな映像を映し出すことができるのです。
先ほどの解像度を例に出すと前の数字の「1280」は映像の横幅にあたる点の数のことを指し、後ろの「1024」は映像の縦幅にあたる点の数のことを指します。つまりこの場合、横1280個、縦1024個の点の集合体でできた映像ということになります。
また、横の点が縦より多いと横長の画面になります、逆に縦の方が多いと縦長になります。こういった横縦の比率にも関係してきます。
ちなみにテレビなどでよく聞く4Kというのは解像度が「3840×2160」のもののことを言ったりします。
◆解像度とは?
解像度とは映像画面の細やかさを表すもので横縦の点(ドット)の集合体である。点が多いほど映像はきれいに映り、画面の比率にも関係している。
解像度と一緒に抑えておきたいのが補正機能というものです。プロジェクターは映し出す場所が直線上にないときれいな四角形で映し出すことができません。直線上でないと画角が台形のように歪んだ形で映し出されてしまいます。そういったときに台形補正機能があるとプロジェクターの位置を動かすことなく、画面を整えることができます。
その他にも便利な機能を持つものもあるのでどういった機能が搭載されているかを見ておくことは大切です。
バッテリー時間
プロジェクターは家庭用コンセントを用いて使用するものと充電してワイヤレスで使用するもの、またその両方があります。小型のプロジェクターは、後者の商品が比較的多いです。そういった場合、やはりバッテリー時間は抑えておかなければいけません。最低限ワイヤレスでも映画1本分を余裕で観ることができる3時間程度の稼働時間は欲しいところですね。
これらのポイントを踏まえたうえでおすすめできる小型モバイルプロジェクターを紹介していきます。あなたの目的・環境に合ったプロジェクターを選んでみて下さい。
おすすめの小型モバイルプロジェクター
AODIN スマートモバイル DLP ミニプロジェクター
大きさ:15x8.0x2.0㎝ 重さ:約240g 明るさ:300ルーメン
投影サイズ:30~120インチ 解像度:1280×800
バッテリー時間:2~3時間 機能:台形補正
ADIONのモバイルプロジェクターの最大の魅力は本体の軽さと高解像度にあります。
手のひらサイズで240gとめちゃくちゃ軽いので出張や旅行先にもぴったりです。対応端子にUSB端子があるのでパソコンなしでもプレゼンもできます。また、Wi-FI/Buletooth接続に対応していて、専用のアプリを使用することでスマホやタブレットからのワイヤレス投影をすることが可能です。大画面でYoutubeを観ることもできますよ!Buletoothでスピーカーと接続して迫力ある映画を楽しむのもいいですね。
しかもその映像が格段にきれいなんです。一般的な小型モバイルプロジェクターは800×600程度の解像度なのですが、ADIONのプロジェクターは1280×800なので鮮明できれいに映ります。
よく持ち運ぶことがあるって人やモバイルながらも高解像度なものが欲しいという人はこのADIONのモバイルプロジェクターはおすすめです。付属品に三脚やリモコンがついているのも便利ですよ。
Anker Nebula Capsule Ⅱ
◆スペック
大きさ:8.0x8.0x15cm 重さ:約739g 明るさ:200ルーメン
投影サイズ:40~100インチ 解像度:1280×720
バッテリー時間:約2.5時間 機能:台形補正機能・Andoroid TV
AnkerがNebula Capsule Ⅱは世界初Andoroid TVを搭載したモバイルプロジェクターです。この機能はプロジェクター本体にさまざまなアプリを入れることができ、YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Huluなどを観ることができるのです。しかも特定のアプリを入れることで地上波TVも観ることができます。もちろんテレビはいりません。
なので家で映画鑑賞をする際もDVDプレイヤーの準備もしなくてもいいし、DVDをわざわざ借りに行かなくていいのです。
重さは739gととても軽いというわけではないですが、気にはならない重さです。使用目的が家で映画を観たり、ゲームしたりするということであればNebula Capsuleは最適だと言えるでしょう。
逆にアプリを入れる機能なんていらないよって人には高く見えるかもしれません。同じようなスペックで安いものを買うべきです。
BenQ モバイルプロジェクター GV1
◆スペック
大きさ:8.0x8.0x15.5cm 重さ:708g 明るさ:200ルーメン
投影サイズ:40~100インチ 解像度:854×480
バッテリー時間:約3時間 機能:台形補正・Andoroid TV
先ほど紹介したAnkerのモバイルプロジェクター同様Andoroid TVが搭載されているタイプのプロジェクターです。Ankerとの大きな違いは起動時間の速さと簡単設定機能です。
まず、起動時間ですが電源を入れてから約2秒で立ち上がります。比較として紹介しておくとAnkerのモバイルプロジェクターは20秒~30秒ほどかかります。速さの差は歴然でストレスなく使用することができます。
次に簡単設定機能です。これはプロジェクターのレンズ部分を上下に首が振れるようになっています。15度まで振ることができ、77cmの画面移動が可能です。この機能のおかげでスクリーンの細かな位置調整ができるのでものすごく便利です。
しかし、解像度はやや低めではあるので解像度をとるか細かい便利機能をとるかでAnkerとBenqのどちらを購入するか決めるとよいでしょう。
FunLogy X-03
◆スペック
大きさ:19.9×12.8×10.5cm 重さ:630g 明るさ:1000ルーメン
投影サイズ:2~100インチ 解像度:854×480
バッテリー時間:約2時間 機能:台形補正・短焦点・天吊投影
FunLogyのモバイルプロジェクターの特徴は明るさの高さと天吊投影です。モバイルプロジェクターの中でも圧倒的な明るさを誇ります。美しい映像を映し出すことができます。映像の鮮明さを求めるのであればこの商品を選んで間違いないでしょう。
また、天吊投影ができるのも魅力のひとつです。プロジェクターのレンズ部分を90度回転することができるので天井に映像を映し出すことができ、寝転がりながら映画を観ることができます。さらには短焦点投影もでき、最短6cmという短い距離でも投影することができるので場所を選ばず使用することができるのも便利ですよ!
おわりに
モバイルプロジェクターは持ち運びの手軽さを重視したプロジェクターです。また、家にで使う際もいちいち配線準備しなくてよく、置き場所に困らないのがメリットだと言えるでしょう。大きいプロジェクターに比べると解像度などは劣りますが小型で多機能なモバイルプロジェクターはスマホ普及率が高い現代にとても人気が高いです。
あなたの生活の楽しみのひとつとしてモバイルプロジェクターを購入してみてはいかがでしょうか?
それでは、また。