2019年10月30日についにAirPods Proが発売となりました。発売前から噂はされていましたが、ほんとに来ましたね。
新しく生まれ変わったAirPodsがどのようなものなのか?旧モデル(第2世代)と何が変わったのかを比較しながら見ていきます。
それでは、どうぞ。
Air Pods Pro 発売!
2019年10月30日にAppleからワイヤレスイヤホンAirPods シリーズ最新作である第3世代として「AirPods Pro」が発売されました。
第2世代となにが変わったのか見ていきましょう!
本体デザイン
まず最初に目に入るのがイヤホン本体の見た目です。
旧モデルは直線的な形状をしていたのですが、今回のモデルは少しではありますが、緩やかに曲がった形状をしています。
また、ステムと呼ばれるスティック状の部分がだいぶ短くなりました。装着しても耳たぶよりも出ないようなサイズ感です。これで「うどん」は卒業ですね(笑)
さらに今回からはカナル型という密閉方式になりました。これまでのオープンイヤー型とは違いイヤーチップ(シリコンのやつ)を装着するタイプに変わったのです。
カナル型は人によっては装着していると耳が痛くなるという人もいるので嫌な人もいるでしょうね。
装着した密閉感は旧モデルに比べて格段にあがりました。旧モデルは少し隙間があるような感じがしたのですがフィットする感覚が得られようになり、より取れにくくなりました。
カナル型になって気になるのがイヤーチップの紛失です。イヤーチップってほんとにすぐなくなりますよね?AirPods Proのイヤーチップは楕円形をしており、結構な力で引っ張らないと取れません。それでいて装着はスムーズにできるのではめやすく、とれにくい設計になっているので失くす心配もいらないと言えます。
イヤーチップはS・M・Lの3種類あるので自分の耳にあったサイズを選ぶことができますし、AirPods Proは旧モデルのときに加えて新たに1000人以上の耳の形状を参考にして作られていますので、イヤホンが耳から浮くようなこともないでしょう。
・オープンイヤー型からカナル型のイヤホンに変更
・ステムが短くなったことにより、うどん卒業
・イヤーチップは取れにくく、はめやすい
ケースデザイン
イヤホン本体の形状に合わせてケースの形も変わりました。旧モデルまでは縦長だったのに対し、AirPods Proは横長のデザインに変更となりました。全体のサイズ感はそこまで変化ないので、縦を横にしただけのイメージを持ってもらえれば大丈夫です。
〇AirPods Proのケースデザイン
〇AirPods(旧モデル)のデザイン
ケース形状が縦長から横長に変更
アクティブノイズキャンセリング機能
変わったのは見た目だけではありません。AIrPods Proにはなんとアクティブノイズキャンサリング機能が搭載されています。これが今回の目玉機能とも言えるでしょう。
1秒で200回もの音を感知してその都度、適切なキャンセリングをしているので環境音とイヤホン内の音のバランスをしっかりととってくれます。200回は。めちゃくちゃ優秀です。外音が全然聞こえなく、静かすぎるくらいでした。ノイズキャンセリングの機能としてはとても高く、最高峰のものでした。
外の環境音のキャンセリングだけでなく、内側の不要な音を取り除く、アンチノイズ機能にもあるのでイヤホンを装着して喋ると言葉がこもって聞こえるというのも軽減されれいます。これによりイヤホンをしていても自然に感じるのです。これも旧モデルにはなかった機能ですね。
・200回/秒もの音感知によるノイズキャンセリングで外音遮断
・内部ノイズを除去するアンチノイズ機能による自然な装着感
外部音取り込みモード
ノイズキャンセリング機能とは逆に外音を聞き取れるようにする外部音取り込みモードも搭載されています。イヤホンを装着していると外音が入らないのでときには不便に感じたり危険を感じることがあります。人に話かけられたり、駅のアナウンスを聞きたいときにこの外音取り込み機能を使うことで外音を取り入れることができるようになります。この切り替えができるのはとても便利ですね。
・外部取り込みモードで緊急時の外音の聴き入れが可能に
イヤホンの操作
先ほどのノイズキャンセリングと外部取り込みの機能切り替えはイヤホン本体から簡単にすることができます。そのほか音楽の再生・停止や電話応答も旧モデル同様できます。もちろんsiriも対応しています。
操作で少し変わった点としては、操作する場所が変更になりました。これまではイヤホンの耳とは反対の外側を押すことで操作していました。しかし、AirPods Proではステム部分の側面に加圧センサーがついていて、そこをつまむことで操作をします。
大きく気にする点ではないですが、旧モデルを使っていた人は最初は慣れないかもしれません。ノイズキャンセリング/外部音取り込みの切り替えはつまみを長押しすることで可能です。
・イヤホン操作が加圧センサーによるステム側部に変更
・ノイズキャンセリング/外部音取り込みの切り替えがイヤホン操作で可能
音質がパワーアップ
旧モデルと比較すると音質もパワーアップしました。その秘密は「アダプティブイコライゼーション」という機能。これは耳の形状に合わせて音楽の中低音域部分を自動的に調整してくれるというものです。このおかげでずっしりとした低音とまっすぐクリアな中高音域のサウンドを楽しむことができます。
・アダプティブイコライゼーションにより低中音のサウンドが強化
イヤーチップ装着状態テスト
ノイズキャンセリングやきれいなサウンドを聴くためにはしっかりとイヤホンを装着する必要があります。最高の状態で使ってもらうためにイヤーチップ装着状態テストというものがiPhoneの設定からすることができます。自分の耳にしっかりと装着できているかを確認できるのでちゃんと着けれているかわからにという人は積極的に活用しましょう!
・イヤーチップ装着テストでイヤホンの装着具合が確認可能に
その他機能・スペック比較
大きな変更点は上記の通りですが、その他の細かい違いをAirPods Proと旧モデルでスペック比較しながら見ていきましょう!
AirPods pro(第3世代) | AirPods(第2世代) | |
価格 | \27800(税別) | \22800(税別) |
イヤホンタイプ | カナル型 | オープンイヤー型 |
サイズ・重さ (イヤホン) |
高さ:30.9mm 幅:21.8mm 厚さ:24.0mm 重さ:5.4g |
高さ:40.5mm 幅:16.5mm 厚さ:18.0mm 重さ:4.0g |
サイズ・重さ (ケース) |
高さ:45.2mm 幅:60.6mm 厚さ:21.7mm 重さ:45.6g |
高さ:53.5mm 幅:44.3mm 厚さ:21.3mm 重さ:40.0g |
バッテリー性能 | ・イヤホン本体 1回の充電で最大5時間の再生時間(ノイズキャンセリング機能使用時は最大4.5時間) 1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間・ケース 24時間以上の再生時間 18時間以上の連続通話時間5分のケース充電で1時間の再生または通話が可能 |
・イヤホン本体 1回の充電で最大5時間の再生時間 1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間・ケース 24時間以上の再生時間 18時間以上の連続通話時間15分のケース充電で3時間の再生または2時間の通話が可能 |
充電方式 | Qi規格の充電器とLightningコネクタに対応 | |
通信機能 | Buletooth5.0 | |
内臓チップ | H1ベースのSip(System in Package) | H1ヘッドフォンチップ |
オーディオテクノロジー | ・アクティブノイズキャンセリング ・外部音取り込みモード ・アダプティンブイコライゼーション ・均圧のための通気システム ・専用の高偏位Appleドライバ ・専用のハイダイナミックレンジアップ |
ー |
センサー | ・デュアルビームフォーミングマイクロフォン ・内向きのマイクロフォン ・デュアル光学センサー ・動きを感知する加速度センサー ・音声を感知する加速度センサー ・感圧センサー |
・デュアルビームフォーミングマイクロフォン ・デュアル光学センサー ・動きを感知する加速度センサー ・音声を感知する加速度センサ |
耐汗耐水機能 | あり | なし |
価格は旧モデルよりも5000円上がりました。できれば旧モデルと同じ値段が良かったですが、価格に見合う機能が備わっているため問題なしです。
ケースの重さはほぼ変わらないのです。少し重くはなっていますが体感的にはわからないので誤差の範囲と言えるでしょう。
バッテリー性能も最大稼働時間は変更なしですが、ノイズキャンセリングを使用した場合は30分短くなってしまうので注意が必要です。注目したいのがイヤホン本体の充電から稼働可能になるまでの時間が15分から5分に短縮されています。すぐ使いたいときにも対応できるのでこれは良い改善です。ケースの充電方式に関しては旧モデル同様、ワイヤレス充電も対応しています。
内臓チップは機能やセンサーの追加に伴い、改良されていますがベースは一緒の物を使用しています。
AirPods Proには耐汗耐水機能があります。汗で壊れるということはあまりなかったかもしれませんが、ランニングやスポーツをする際に使用している人には嬉しい機能ですね。
ざっと比較してみましたが、やはり性能は格段にあがっていますね。ノイズキャンセリングがついたことで旧モデルの欠点も補い、音質、パフォーマンスもレベルをあげて帰ってきたという感じです。
今後、このAirPods Proが主流となることは間違いないですし、iPhoneユーザーであれば持っていて損はないアイテムです。AirPods Proは買いといえるでしょう。